虫さされに‐新ウナコーワクール「もろこしヘッド」
夏、花火、カキ氷、焼きソバ・・・と来れば、虫刺されの季節。
今回のテーマは、ズバリ【虫刺されの薬】です。
■ 新ウナコーワクール「もろこしヘッド」の歌
耳に残りませんか、あの歌。
♪ズン、ズン、ズンッ♪
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『もろこし体操〜！』
♪虫さされた手に、もろこっし
虫さされた足に、もろこっし
かゆいトコーロにもろこし、もろこし〜♪
『新ウナコーワクール もろこしヘッド』
（気持ちい〜い！）
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始め、この歌キライだったんです。耳につくっていうか、うっとおしくて。
でも、４才の娘が「むしさされたとこに、もろこっし♪」と、ビミョーに歌詞を間違えながら歌っていたり、小さい子が楽しそうに歌っているのを見かけるので、幼児のハートはつかんでいるようです。
で、次第に私も、もろこしの歌がキライじゃなくなってきました。
・・・そんなもんです。
他にもチビッコがよく歌っている歌は、グリコアイスのパピコ。
♪チューチューチュブリ、チュブリララー、
パピコはチュブリ、チュブリララ〜♪
目をクルクル、肩を上げ下げする、松浦亜弥と男の子がキュート。
小さい子が数人で合唱している姿も見かけましたが、誰もがパピコをチュブリしたくなるような歌ですねぇ。
■ 新ウナコーワクール「もろこしヘッド」とは
● 新ウナコーワクール「もろこしヘッド」 2006年４月５日新発売
希望小売価格：30mL 609円、50mL 945円
もろこしヘッドは、先端部分が、トウモロコシの毛のようになっているから、そんなネーミングなんですね。
といっても、トウモロコシの毛のようにヤワい感じではなく、液体ノリの先端部分のように、けっこう固めのコシのあるブラシです。
ところで話はそれますが、トウモロコシの毛は、雌花（めばな）です。てっぺんにあるのは、雄花（おばな）です。
※イネ科トウモロコシは、夏、茎頭に細く分岐する雄花穂（ゆうかほ）を付け、葉のつけねに苞（ホウ）に包まれた雌花穂（しかほ）を出す。雌花（めばな）は紅色の毛状の花柱を出し、実を結ぶ ‐新潮国語辞典
あの、モシャモシャした毛は、雌花だったんですね。
● さて、新ウナコーワクール「もろこしヘッド」の処方です。
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● 成 分(1mL中)
塩酸ジフェンヒドラミン 20.0mg 抗ヒスタミン薬。かゆみをしずめる
リドカイン 5.0mg 局所マスイ薬。かゆみを感じなくする
l-メントール 30.0mg スーッとした清涼感を与える
dl-カンフル 20.0mg 刺激を与えて、かゆみをしずめる
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▼ 虫刺されのカユミ止めを見るときの最大のポイントは、「ステロイドが入っているか、いないか」です。
新ウナコーワクール「もろこしヘッド」には、ステロイドが入っていません。かゆみを止める成分に、もろこしヘッドがついた薬です。
このもろこしヘッドは、刺された直後のカユミに効果的と言えます。
（くれぐれも、もろこしヘッドで、お肌が傷つくほど強くこすってはいけませんよ）
でも、ぶり返しのカユミには、ステロイドが効果的です。
▼ ウナコーワシリーズで言えば、ウナコーワＡが、ステロイド入りです。
ウナコーワＡの処方：酢酸デキサメタゾン（ステロイド）、ジフェンヒドラミン、クロタミトン、塩酸ジブカイン、ｄｌ−カンフル、ｌ−メントール
■ ステロイドは、ぶり返しのかゆみに効く！
蚊に刺された直後、皮膚はぷっくりと腫れます。注入された蚊のだ液などに対して、即時反応（そくじはんのう）とよばれるアレルギー反応を起こしたためです。
刺されたばかりの時は、ふっくら、ぷっくりと白っぽく腫れますね。しかし翌日は、少しシャープな小山になったものの、固いシコリとなって残っています。
この小山、けっこうカユイものですよね？この小山の中では、遅延反応（ちえんはんのう）と呼ばれるアレルギー反応が起こっています。そのため、にぶいカユミがぶりかえし、数日つづくのです。
このカユミに効くのが、ステロイドです。
ステロイドは、副作用の悪評が高く、特に小さいお子さんをお持ちのお母さんが敬遠する傾向があります。しかし、長期、多量、広範囲でなければ、これほど優れた抗炎症薬はありません。
蚊に刺された翌日も、小さなシコリが残っていたら、迷わずステロイドをすりこんでおくと、夜もぐっすり寝られます。刺されたところが腫れているうちは、数日続けると良いでしょう。
▼ どのご家庭にも、ステロイドが１つや２つはあるのではないでしょうか。
虫刺されのあとに、少量塗っておくと、かゆみがぶり返しません。
▼ 【デキサメタゾン、プレドニゾロン、ヒドロコルチゾン】などが、
ステロイドの名前です。
ステロイドには、強弱がありますが、市販の虫刺されの薬に関しては大差ありません。しかし、医療用のステロイドも店頭で売られていることがあるのでご注意ください。
顔は、皮ふも薄くてデリケートです。顔に塗りたい時は、ほんの少しにするか、ステロイドの強弱を、薬剤師におたずねください。
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今回のポイントは、いたってシンプル！
● 刺された直後には、どれでも好きなカユミ止めを塗りましょう
● 翌日以降は、少量のステロイドをすりこんでおきましょう
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■ 質問
『虫さされの薬は、いつまで使えるのでしょうか？』
● 保管状態にもよりますが、半年から１年程度はもちます
● 液状のもの、ゼリータイプのものは、水分や成分が揮発するので、
半年程度が望ましいです
（５つのメーカーに確認した回答をもとにしています）
（2006年7月）
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